犬舎へ行くまでの県道の悲惨な道路状況

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平成28年7月下旬の犬舎へ行くまでの県道の悲惨な道路状況です。

 

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数年前の大きな台風で、崖が崩れ木製のガードレールが2年経過してますが埋まってます。
岩肌は、いまにもポロポロと日々、いつ土砂や岩が落ちてきてもおかしくない状況で、
実際、雨が降った次の日は、道路に拳より大きな岩や石がゴロゴロ落ちてます。

年々、住む人が減り犬舎の近辺も過疎化まっしぐら状態です。
温泉があるわけでもない、別荘地でもない、斬り立った傾斜が強い崖条例のため、建物もほとんど建てられない山林。
しかも県有林が隣接してるため、県道も非常に細いため、大きな建築物は建てられないどころか、
車さえも通るのがやっと状態です。

更に携帯電話は100%繋がりません。
なんとかネット放送で、お年寄りの孤立死を防ぐために毎日各戸に放送が流れます。
しかし、インターネットは繋がりません。
このような場所ではありますが、犬や猫にとってはのんびりと暮らしていける場所です。
しかし、この子たちに必要なのは、この子を愛を持って接してくれる本当の飼い主です。
この子たちは、愛情に飢えてます。
目を輝かせながら、足にまとわりついてほとんどの犬や猫たちでさえ、なでてくれと近寄ってきます。
虐待されて人間不信になる子たちもいますが、数か月も当犬舎にいると犬たちとまずはふれあい、
人間は怖くないという生活の流れで、時間はかかりますが覚えていきます。

当犬舎にいる犬たちは、1頭も人を噛んだり、威嚇したりする子はおりません。
初対面でびびったりすることはありますが、人間を怖いと思ってません。
この子たちは、最後まで人間を信じていくことでしょう。
私たちは、その信頼を裏切ってはいけないと思います。
小さな命、小さな生き物を、人間に依存していかねば生きていけない世の中にしたのも人間です。
そして、自らその小さな命を救おうと手を差し伸べた以上、責任感を持って頂きたいのです。
引き取った当日から、あなたの背中には家族のわが子と同じように、一緒にいられる短い期間を、
そしてあなたの人生を寄り添ってくれる大切なこの子を、精一杯愛情を注いでください。

同じ犬種はいても、同じ犬は2頭とおりません。
貴方の元に縁があって、出会ったのは必ず何か理由があるに違いありません。
どうぞ、この子の体をしっかりと抱き上げ、最後目を閉じるまで離さないとお約束下さい。

こんな山奥にある犬舎なので、お客様の車が安心して移動し、止められる状況ではございません。
ですので、県道に入る前の安全な国道沿いの広い駐車場で見学会を毎回行っております。

これからもどうぞ、小さな活動ではありますが「抱っこ広場」を宜しくご支援お願いいたします。