平成29年12月18日 ルビーちゃん♀ 永眠

平成29年12月18日にルビーが天国へ旅立ちました。

10月後半くらいから、体調が悪く行動におかしなところがあったので病院で診察したところ、悪性のガンが発見され、すでに広い範囲で広まっており年齢のことも重なり摘出手術は諦めました。

元々はこの子はテレビで報道された大量ビーグル飼育放棄の里親募集で応募し、引き取った犬が生んだ子供でした。
その子供は全頭、里親に引き取られ、避妊手術をした親を抱っこ広場で終生面倒を見ました。
そしてその子(産まれた子)は、当方の親戚の家に引き取られ、非常に大事に可愛がられて過ごしておりました。

ところが、昨年の12月20日に飼い主が亡くなり、新しい飼い主を募集してはおりましたが、見つからず、諦めて当方で面倒をみておりましたが、もともとの飼い主の命日の1~2日前にお迎えがきて、元飼い主の元へ旅立ちました。
本当に迎えに来たんだなと感じる出来事がいくつかありました。

最後、ルビーは苦しまず眠るように息を引き取りました。
顔も穏やかで、元気だったころの目を開けたら散歩いくよーってそんな顔つきでした。
通常のビーグルよりは少し大きく、やんちゃなところも多かったですが都心でずっと飼い主と布団の傍で寝るというくらい無駄吠えしない、阻喪しない、散歩までトイレを我慢するマンションの室内飼いで育った子です。
元飼い主が体調が悪く、世話が出来なくなったのを聞き、当方が引き取りましたが、元飼い主があの世できっと寂しかったのでしょうか、呼ばれて行ったと言う感じでした。

10年近く前に引き取ったビーグルたち。
一歩間違えれば間違いなく殺処分をされる子たちでした。
命を助けるのは、殺処分を免れさせるだけではありません。
一つの命を助けるには、犬に限らず人間の保護がなければ生きていけないペットと呼ばれる生き物すべてに、ペットを飼うためのスペース、お世話などの手間、餌代から始まって医療費、すべての飼育に関わる費用全額、鳴き声や匂いなど、他人に迷惑をかけないためのマナーや心遣いも必須です。

子犬も子猫も小さいときは見た目も行動も可愛くて引き取られる可能性が大きいですが、少し大きくなってしまうとなかなか愛されるチャンスを再度つかむのは至難の業です。

是非、成犬や成猫でも貴方や貴方の家族に合った子たちが必ずいます。
最初はどうしても人間に捨てられ、裏切られたという心の傷を持った子たちですので、すぐに打ち解けることが出来ないかもしれませんが、少しずつ、心を開いてくれて貴方に笑いかけてくれる犬や猫たちになってくださることでしょう。
人間同士も信頼や信用を受けあうのは時間がかかります。
犬や猫たちも同じです。
どうか、時間をかけてその子と寄り添って人生を楽しんで頂きたいと思います。

最後にルビーよ、もう辛いことはないよ。
元飼い主のところまで、迷わずにたどり着けることを願います。
元飼い主は神経質で心配性なところがあるから、きっとすぐ傍まで迎えに来てると思うから私たちが心配することもないでしょう。

穴掘りが大好きだったので、きっと向こうで好きなだけ走り回り、好きなだけ穴掘りしてるかもしれないね。
どうか、安らかに。