2023年4月下旬の抱っこ広場の様子

今年も桜の季節がやって参りました。

2023-04-19-01

2023-04-19-02

毎年、犬舎の庭の八重桜が枝が桜の重みでしなるほど咲き誇りました。
昨年、その2~3年ほど前が日本全国某所での業者の運営不信でブリーダー業、ペット販売業などの倒産から出た販売犬、ブリーダーとしてしてた台雌などの保護に力を注いできました。

なかなか次の飼い主様の譲渡が進まないうちに、ぎりぎり当犬舎の保護数の限界が近づいてきました。

令和5年となり、一斉に譲渡金を大赤字覚悟で譲渡を進めようと、ボランティアさんへの負担も大きくなるため、決心をし譲渡費用を大幅に下げました。
これにはいくつかの理由がありますが、一番は、保護犬が増えればそれだけ毎月の維持費用がかかります。
当犬舎は市町村、又は国から補助金を受けてないため、120%運営代表の木川のポケットマネー、ボランティアさんのご寄付、年に1~2回のHPを見てお迎えは出来ませんがお役に立てればとご寄付を頂いたりします。

なかなかその範囲で運営を続けて行くことが困難となっており、現在の保護犬や猫の減少を実現しないと次の保護犬を救うことが出来ないことを理解しました。

年々、国の決めた法令が動物取扱業、動物愛護法などが毎年のように変わってます。
変わってるだけではなく、厳しくなっております。
何卒、厳しくなってる部分が更に数年後、保護団体や保護グループで多少の内容差はありますが、年齢や家族構成聞いただけでもう譲渡出来ません、収入を聞いただけで、だめってお断りされる方が増えることでしょう。

お注射一本の接種をケチる里親様がおられるのは間違いありません。
このような歯に衣を着せぬ一方的に聞こえる言い方は確かによくないと理解してます。
ですが、犬の飼育(猫も同じ)に大昔とは違い、お金がかかるという部分を甘く見てる方が大勢いらっしゃいます。

数年前にSNSで大バズりした獣医のつぶやきで、「お金がないやつは犬を飼育する資格がない」というような
発言が大変バズりましたね。
現在、その話題はほとんど出なくなりました。
それは、事実と相違ない現実となってるのを最近の飼育者は理解してるからです。

犬を飼育するには、譲渡金又は購入金額だけではありません。
ワンちゃんの毎年の接種代、餌代、お洋服代、蚊の防止薬など。
何もなくても健康診断で獣医に診察に行かれてる方もいらっしゃいます。
現代では、我が子のように口のきけない子を家族の一員として可愛がるのにお金のことは頭に入らない方が大勢いらっしゃいます。

私は里親様にこうしなさい、これが正しいという押しつけがましいアドバイスや指導は一切しません。
ただ、一つだけご理解頂きたいのは犬を飼育することで、この子の面倒は私が頑張って仕事をして稼いであげなきゃいけない。

そうです、これは犬や猫だけに限らず、里親様のご家族のお子様と同じお考えが必要だということです。
30年前でしたら、「人間と犬猫と一緒にするな!」というお叱りがあったことでしょう。
しかし、法令も厳しくなり、適切な飼育道具又は適正な時期に適正な接種や投薬がされてるかどうかが厳しくなりました。
もうすでにご理解頂いていらっしゃると思いますが、現在では狂犬病接種をしないだけで逮捕になり、現在で全国にすでに数百人の書類送検になった飼い主が大勢いらっしゃいます。

長々と書いてしまい申し訳ありません。
つなたい駄文ですが申し上げたいことはただ一つでございます。
人間と犬もなんらかわらない同じ命です。
確かに法令では犬や猫は器物扱いですが、命は人間と同じです。
そして犬や猫にも感情があります。
それらを理解し、小さな命と寄り添い、ご自身、又は里親様のご家族全員で犬や猫を一緒に寄り添って家族として暮らすことの幸せを感じ取って頂きたいと思います。

どうぞ、今年令和5年も皆様と抱っこ広場とのご縁、犬や猫を通じた同じ精神、愛護の気持ちを持って末永く宜しくお願い申し上げます。