お世話になっております、抱っこ広場の木川です。
元サラちゃんのすべてのお手続き、迅速なご報告ありがとうございました。
これで、今年の元サラのこれからの定期必要診断や接種などは、里親様のペースで行って頂くことになりますが、しかしながら必要接種など(特に狂犬病接種)は毎年4月~6月の定期時期に接種頂くことが決まっております。
体調不良で接種が出来ないなどを除き、定期的な時期に接種することが法令で決められており、この時期を逃すと、のちのフィラリア予防やらその他の接種や検診などがズレ込み、何度も短期間に病院へ通わなくてはいけないことになりかねません。
当方が皆様に口をすっぱくお願いしておりますのは、狂犬病接種を接種時期に打たなかった(2か月ほど時期がずれた)だけで書類送検になる事例がいくつも静岡県で起こりました。
鑑札登録を行っている以上、接種をせずにいるとすぐばれます。
書類送検される上に愛護法で罰金刑も含まれます。
皆様が思っている以上に、非常に厳しくなっております。
現場で長年保護活動を行ってる私どもはとてもそれを痛感しております。
虐待やネグレストするつもりはなくても、数か月接種を適正時期に打たなかっただけで、周りの人たちは飼育放棄だ、虐待だ、接種代金をケチってるだ、と通報される理由の一つになります。
今では、散歩中に蹴ったわけではありませんがうんちしてるところから離れさせるために足で御尻をぐいっとどけようとしただけで、それを近くにいた人が動画を撮り、通報されるという事件が増えてます。
動物愛護精神が強まることは宜しいことですが、ちょっとしたことで上記のようなことで通報されたり、周りの目が異常に過度な思い入れが強い視線で見られてることを御意識下さい。
このような例え誤解の通報であっても、世間や一般的な見られ方でどうみても虐待だったと通報されたら、ご自身の愛犬が法的に飼育放棄又は虐待の疑いで、所有権を移行させられてしまいます。
このような法令がすでに決まっており、知らない方は大げさなと聞く耳持たない方が多いです。
常識的な、現代に合った飼育方法をして他の方へ迷惑をかけないルールを守ってればこのようなことは起こるわけがございません。
犬と家族みんなが楽しく暮らすために、そして犬の健康を第一に考えて暮らすために、風潮や流行などに流されず、日々家族と研究や探索、模索しながら可愛がって頂けたら幸いです。
近況の画像楽しみにしております。
これから暑くなりますが里親様の体調も、元サラの体調管理も十分お気をつけてご自愛ください。